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QC3|QueryCruise vol.3

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2011.12.31

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今回のQueryCruise vol.3では「タウンとアーキテクト」をテーマに、「地域」と「建築家」という、私たちが何気なく使う言葉について考えていきます。
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QC vol.2|QC2まとめ

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QCバナー.jpg2010年1月24日から2月22日にかけて行われたレクチャープログラム『QueryCruise vol.2』「景観と町家の選択肢」は、たくさんの方々のご協力やご支援をいただき、ひとまず無事に幕を下ろすことができました。どのようなことがあったのか、をお伝えする手段に関しては現在下記のレポートや参加者さんのブログ等(ありがとうございます!)に限られておりますが、今後何らかの形(紙がよいな、と思っております)でより多くの方々にさらなる問題提起を、と考えています。
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  • インタビュー
大庭哲治 前半後半
佐野亘 前半後半
加藤政洋 前半後半

  • レポート
大庭哲治「都市景観の「値段」とその価値基準について考える」
佐野亘「景観問題はどのような意味において問題なのか?」
加藤政洋「都市景観のヘテロトポグラフィ」

22122日はQueryCruise vol.2第三回目。立命館大学文学部教員加藤政洋さんによる「都市景観のヘテロトポグラフィ」が行われた。「せんなか半径500メートル西陣のへそを歩く」と題された一日目はまちあるきを、そして最中に個々の参加者によって撮影された「あなたの思う〈京都らしい〉景観」を持ち寄り、二日目はそれらの景観をもとにしながら〈京都らしさ〉にまつわるディスカッションを行った。かつてからこれまでのあいだにものされてきた都市にまつわるテクストを読み込み、そこにある隆起をなぞり返すようなご研究を背景に加藤さんがどのようなガイドをなされ、どのように私たちがそこに反応するのかがポイントとなる、これまでとはやや異なる二日間となった。


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裏京都、という言葉がある。観光地としての「京都」がある一方、それには飽き足らない「京都通」によって発見される「ガイドブックには載っていない」マイナーな見所を言う。「京都」という確固たるイメージとその過剰な消費がもたらした観光のオルタナティヴをこの言葉は示しているように思われる。さて、では景観と町家の選択肢というテーマで行われた今回のまちあるきは一体どのようなものになったのだろうか。結論を先取りするならば、例示したような京都の「表」でも「裏」でもない、いわば「奥」のようなところをめぐるものとなったと言えるだろうか。ここで問われているのは観光という消費行動における都市の凹凸のようなものではなく、いわば京都という町が不可避的に被らざるを得なかった時間性だ。景観とは「representation」の問題であり、「イメージ」を巡る問題である一方、「再現」あるいは「代表」のそれでもある。例えば現在採られている京都市新景観政策において〈京都らしさ〉なるものと「良い景観」との間にはある緊張関係がある。誰にでも〈京都らしさ〉に準ずるイメージはある。それをどのように規定するのかに関する議論はもちろんある。しかし一番に問わなければならないのは、その〈京都らしさ〉と整合しないものはこのシステムから排除されてしまうことだ。代表の問題とはこのことである。「京都らしい景観」はある排除のもとに規定される。急いで言い添えるならば、それはそれ自体においていかなる害を持たない。しかし政策の肝に据えられ、例えば建築制限への影響を持ち始めた時、その排除は厳格な囲い込みへと転じる。そのような箇条書き的「京都らしい景観」は多くに理解されるだろう。でも、そこで排除されるものがある。実際二回目のディスカッションにおいて興味深かったのは、複数人が同じ画像を「私が〈京都らしい〉と感じる景観」として挙げる一方で、やはり相対的に見てみればその選択にはかなりのズレが存在するということだ。



2月7日、8日はQueryCruise vol.2第二回目。京都府立大学公共政策学部准教授佐野亘先生による「景観問題はどのような意味において問題なのか?」が開催された。前回の大庭先生の回と重なる顔ぶれもあり、今回初めての参加者もあり、遠方からのご参加もいただき、話題に絶えない回となった。

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前回の大庭哲治先生のレクチャー( 参照 )と比して今回特筆すべきは、その大半がディスカッションによって構成されていた点である。とりわけ一日目は先生によるスライドショーあるいはキーノートもなく、開始の19時からいくつかのトピックについて誰かがなにがしかを発言し、佐野先生もひとりの参加者として介入し、そろそろ終電が気になる22時を過ぎても対話が続いていた。そのすべてが論争的であったわけではなく、故に必ずしもこれを良しとできる訳ではもちろんない。論点があまりにも拡散しすぎたという印象が参加者の中でも多くもたれたことだろう。しかし、凡庸なまとめにはなるが、同一の問題を語りながらも各々の論がどれほど異なるのかという点においては良い事例となったのではないだろうか。他方二日目では、はじめに一日目の論点を少しだけさらい、少しの時間をとってグループワークを行った。これについては後述する。最後はその結果を受け、佐野先生が「景観問題は「みんな」のものである、とするときの「みんな」とは誰か」あるいは、その問いをひとつの核として持つ景観問題の民主主義的視座をめぐる概説をなし、以降への端緒を開くようにして終了した。

QueryCruise vol.2201022122日「都市景観のヘテロトポグラフィ」を担当していただく、立命館大学文学部教員加藤政洋先生へのインタビューの様子です。専攻される人文地理学とはどのような学問なのか、そこで問題となる「空間」とはなにか、そして加藤先生ご自身のご研究テーマについても少しおうかがいしています。

前編はこちら。ではどうぞ。
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kato2.jpgQueryCruise vol.2201022122日「都市景観のヘテロトポグラフィ」を担当していただく、立命館大学文学部教員加藤政洋先生へのインタビューの様子です。専攻される人文地理学とはどのような学問なのか、そこで問題となる「空間」とはなにか、そして加藤先生ご自身のご研究テーマについても少しおうかがいしています。

では前編。どうぞ。
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2010年1月24日25日はQueryCruise第二期の第一回目、京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻助教の大庭哲治先生によるレクチャーが行われた。参加者はおよそ3分の1が学生、3分の2が社会人だった。都市景観に関わる職につかれる方、建築事務所につとめる方、芸術に関わる方などなど、多彩な顔ぶれで大庭先生をお迎えすることができた。

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都市景観の「値段」とその評価基準について考える」というタイトルの通り、今回大庭先生をお迎えすることで提供したかった論点は、景観価値の数量化という方法が景観問題に何をもたらすのかということであった。いうまでもなく個人的主観的なる都市景観への値段付けは「あえて」のものであり、多分の暴力性と危険性を含み持つものだ。容易に想定しうる「景観には値段などつけられない」というナイーブな反論は「わかりやすさ」を持つが、このメッセージが逆に「計り知れない景観」を市場価値のみで判断させ破壊させてしまう帰結を招きかねないこともまたひとつの危険性であろう。現実はしたたかであり、そのしたたかさに「待った」をかけるためのツールとして景観価値の数量化を考えてみるべきではないか。ただしその時に避けられるべきは、その数量化の方法論を一方向的に伝えてもらうというものであろう。むしろその景観価値の数量化という方法が含み持つ諸々の政治性にこそ価値を置くべきであり、それはなぜ数量化されるのか、どのようにして数量化されるのか、現行のシステムの中にどのような貢献をなすのか、そして数量化を通してどのような景観問題の問題が浮かび上がるのか、これらをみていくことが今回の要点となる。

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QueryCruise vol.2「景観と町家の選択肢」開催します!!

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残席状況(2010/2/1)
みなさまたくさんのご予約をありがとうございます。
現在の残席状況は以下のようになっています。
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大庭哲治・・終了しました
佐野亘・・・・
終了しました
加藤政洋・・終了しました
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QueryCruise vol.2の2010年2月7日8日「景観問題とはどのような意味において問題なのか」を担当していただく京都府立大学公共政策学部准教授の佐野亘先生へのインタビューです。現在予想されるレクチャーの概要や、担当される二日間をどのようなものにされるのか、などについておうかがいしています。

前編はこちら。今回は後編です。
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sano2.jpgQueryCruise vol.2の2010年2月7日8日「景観問題とはどのような意味において問題なのか」を担当していただく京都府立大学公共政策学部准教授の佐野亘(わたる)先生へのインタビューの様子です。専攻される学問分野は何でどのようなものか、その中で佐野先生が研究される「政策」とは何か、そして景観問題における自由とは、などについておうかがいしています。私たちの日常にも無縁ではないはずのお話です。グッと身近なことにひきつけながら読んでいただけると幸いです。

まずは前編をどうぞ。
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